『取り戻せ、心の中の宝物。』小話

お寺の飾りや、よく仏像が手に持っている、雫の形をした玉を見た事がありますか?
これは如意宝珠と言い、字の通り「意のままに宝を得る玉」という意味があります。
私たちは皆、心に光輝く宝珠を持って産まれてきます。幼い頃の心は純粋なので、磨いた鏡の様にピカピカなので些細な事で幸せを写す事ができます。
前回もお話しましたが、公園の遊具や大きな段ボールを宇宙船だと本気で思えたり、おままごとを本気でやっていませんでしたか?
年を取るとともに、人はあらゆる経験をしていきます。それは人生においてとても貴重なこともあるでしょう。しかし、心を磨くことをしなければ、幸せの本質に気が付けなくなってしまうかもしれもせん。まるで一般論や固定概念が垢のようにへばりついて、楽しむ心を邪魔しているかのようです。
心に光輝いていた宝珠も、だんだんと水垢がついた鏡の様に濁っていき、写った幸せに気付けなくなります。
取り戻せ!あの頃の輝き!
人生山あり谷あり、喜びや苦しみが交錯しています。時には、嫌な出来事や他人の幸運を羨むこともあるでしょう。
しかし、辛い時期や苦しい瞬間こそ、心を磨く絶好の機会です!
不快な経験があった時は、その成長のきっかけに感謝し、
他人の幸せを妬む時には、その人のさらなる幸福を祈ってみようではありませんか。
心の宝珠が再び光り輝きはじめるまで。いや光り輝いてもなお、磨き続けましょう。
日々の感謝や思いやりが、心の中の仏を動かし、より良い御縁を引き寄せるのです。まだまだ暑い日が続きますが、お日様にもしっかり感謝して、ご自愛くださいませ。
合掌