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三光寺の縁起

その昔、高水村の巨石が並び立つ山頂に、宙から清き尾を引いた光が降り立ちました。その光によって、山頂には毎夜火が点じました。

人々は山の火を不思議そうに眺めていました。そこへある時、藤井主馬という人物がやってきました。彼はその山に何やら力を感じたのでしょう。そこに熊野三所大権現を勧請いたしました。そして、この地に伽藍(高水神社)が建立され、高水三所大権現(現 夫婦岩)と称しました。

高水神社の中に三蔵院という場所がありました。その三蔵院には立派な滝が流れていました。文政三年、滝壺から金仏の観音様が出現し、そのお姿が滝の側のある大岩に掘られました。(乳房観音)

しかし江戸時代後期、大雨で氾濫した滝の水によって三蔵院は流されてしまいました。

昭和のはじめ、残った三蔵院跡地に妙眞法尼という尼僧が現れて、伽藍復興が始まりました。
そして見事に復興して、伽藍は整えられました。三蔵院は三光寺と改めて当山が開山いたしました。

今も三光寺に残るその滝には、水害を鎮めるために「不動明王」がお祀りされており、多くの方が参拝されます。乳房観音様も同じくお祀りされております。

当山には、御本尊に釈迦如来、他に百余体の諸仏三十余柱の諸神がお祀りされました。特に白木の高水不動尊は、昔から多くの方に信仰されています。

また、滝の水を引き込んで作られた池には、弁才天が祀られ周南七福神霊場の札所となっており、毎年五月四日・五日に水の恵みに感謝する水神祭りがあり、四日に弁才天三十二香薬洗浴加持(香水加持)が厳修され五日には、柴燈大護摩供「火渡り」が厳修されます。

●夫婦岩

「高水神社」の建立年等は不明ですが、言伝えでは高水村の巨石が並び立つ山頂に、清き尾を引いた光が降り立ち、毎夜火の点ずるのを見た紀州牟漏郡川谷郷の藤井主馬が、熊野三所大権現を勧請し伽藍を建立して、高水三所大権現(現 夫婦岩)と称しました。後に、御神体の両岩を「金胎大日如来として、真言宗醍醐派快照院が毎月1日と15日に入山し、さらに9月には両岩に注連縄をしめ祭式を執行とあることから、この地が修験道の修行場でもありました。

●子宝、安産、婦人病の「乳房観音」

文政3年(江戸時代1820年)に滝壺より出現

そのお姿が滝の側に有る大岩に彫られ「乳房観音」と呼ばれ、子宝・安産・子育て・婦人病に霊験ありと云われています。

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