『気持ちの整理できていますか?心の換気』 小話

自分を整理するうえで、「話す」ということはとても大切です。
それは、ただ誰かに伝えるためだけのものではありません。自分自身の考えや心を整えるためのものでもあるのです。
会話でなくても構わないと思います。独り言のように声に出すだけでもいい。声に出せなければ、文字にしてみてもいいでしょう。
大切なのは、自分の中にある思いや感情を、一度「心の外に出す」ことです。

ごちゃごちゃになった箱を片付ける時、まず中身を全部出します。
それと同じなのだと思います。
私は、一日に何度も法話をすることがあります。すると時々、不思議な感覚になるのです。
まるで、自分が自分に話を云い聴かせているような感覚です。
時折、自分の言葉に “はっ” とさせられることがあります。自分の中から抜け落ちていた大切なものを、私自身の言葉が思い出させてくれるのです。
頭の中にあったものを外へ出すことで、かえって自分の中に、すっと収まってくる。
言葉や文字にすると、曖昧だった思いや感情が少しずつ輪郭を持ちはじめます。自分が何に迷い、何を大切にしたいのかも見えてくるのです。
心の中だけで抱えていると、不安はどんどん広がっていきます。けれど外に出すことで、少しずつ整理され、静まっていくことがあります。
ただ、他人のマイナスな思いを受け止めきれない人も多いです。というか好きな人は滅多にいないでしょう。どうしても誰かに話したい。そんな時は、どうぞお寺に置いていってくださいね。
合掌



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