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『あたりまえではない、だからこそ』小話

 「ありがたい」は、有ることが難しい、有ることが稀であり滅多にないことを表す言葉です。

 普段何気なく使っているこの言葉ですが、起こる出来事が『当たり前ではない』からこそ、
「ありがとう」が生まれます。

 仏教において、人間として生まれることは非常に有り難いことと教えられています。地球上の膨大な生命の中で、人間として生まれることは、まるで難関倍率を突破するかのような奇跡です。

 そう思うと、現状はともかく、今この瞬間に感じる心臓の鼓動を何よりも慈しむ気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。

 また、人からの親切や、家族が日常的に支えてくれたりすることに感謝する気持ちも同様です。

 本来は無かったことなのに、してくださって「ありがとうございます」と感じるからこその感謝なのです。

 身の回りに溢れているあらゆる物や現象が当たり前ではなく、実は宝であり奇跡であると捉え、自分の命の根源を深く理解し感謝することは、非常に尊いことです。

 今、あたりまえだと思っているそれは、

 触れると割れてしまうシャボン玉が、
 たまたま消えずに手に乗っかてくれているだけかもしれません。

大切にしないと消えてしまうかも…。

 この感謝の気持ちを大切にしていきたいですね。

合掌