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『みずにながせよ』小話

 季節は冬に向けて段々と気温が下がってきましたね。お山の流水も冷たさが増してきています。

 うちのお寺で夏に滝行を始められた方は、滝の変化に驚かれることでしょう。

 身を刺すような滝の水に、自然の厳しさと力強さを感じるはずです。

 滝行での禊ぎは、まず自身に付着した不浄を水で流し、心身を清めることを目的としています。また、枯れた気を回復させるという意味もあります。

 この心身の変化は「身をもって知る」意外に説明のしようがありません。ご興味のある方は、ぜひ一度、当寺の滝行に訪れてみてください!

 流水(川)は、龍や蛇の動きを表現しているかのように、荒々しく、時には穏やかです。

 流れる水には、昔の人々が清らかな願いを込めました。皆さんの近所の川も、水源に近い上流の方には、龍神や水神が祀られているかもしれませんね。

 水に関するお話は5月にもしましたが、きれいな水が豊富な国に生まれたからこそ、その恵みに感謝する信仰心だけは忘れたくないものです。

合掌